今年は将棋界でも稲穂が揺れる。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の大会に先立ち行われたドラフト会議の模様が、3月27日に放送された。リーダー棋士の一人、広瀬章人八段(34)は1巡目で丸山忠久九段(50)、2巡目で北浜健介八段(45)と、自身も含めて3人とも早稲田大学出身という「チーム早稲田」を作り上げた。「非常に明確なテーマです」と、昨年の麻雀好きよりもさらにはっきりとした狙いを持っていたことを明言。まさに将棋界版の稲門会とも呼ぶべきチームが、多数の在校生、OB・OGの応援を背に受ける。