将棋の名人戦七番勝負第1局が4月8日に2日目を迎え、午前9時から対局が再開した。前日に封じ手をした渡辺明名人(棋王、王将、36)の60手目は4五銀。手番となった挑戦者の斎藤慎太郎八段(27)は、どう指し進めるか。
【中継】名人戦七番勝負第一局2日目渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段
今回のシリーズは渡辺名人が初防衛、斎藤八段が初挑戦・初名人をかけた戦い。両者の対戦は過去に5回あり、渡辺名人が3勝2敗と1つ先行している。本局の出だしは両者、矢倉を採用。急戦にはならず、じっくりとした進行となった。斎藤八段から端攻めの気配を見せたところ、渡辺名人の機会を伺っている段階で、また千日手の可能性もある。
渡辺名人は2020年度、奪取・防衛でタイトルを3つ保持し、将棋大賞の優秀棋士賞に選ばれた。斎藤八段は、順位戦A級初参戦でいきなり挑戦権を得るなど、要所で活躍。2018年度の王座以来となるタイトル奪取を狙う。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は斎藤八段。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
【封じ手時の残り持ち時間】
渡辺明名人 5時間39分(消費3時間21分) 斎藤慎太郎八段 4時間29分(消費4時間31分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)