プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の予選Aリーグ・第2試合、チーム藤井とチーム三浦の対戦が4月17日に放送され、チーム藤井が9本勝負を5勝1敗で勝利した。この結果、チーム稲葉戦に続き2連勝を果たしたチーム藤井は、本戦トーナメント出場一番乗りを決めた。

【動画】予選勝ち抜けについて語るチーム藤井の3人(3時間6分50秒ごろ~)

 若さと棋力に勢いが加わった、まさに優勝候補だ。チーム稲葉戦を5勝2敗で制していたチーム藤井は、チーム三浦戦でも絶好調。チームリーダー藤井聡太王位・棋聖(18)が相手のリーダー三浦弘行九段(47)を圧倒して2連勝すると、同い年の伊藤匠四段(18)は1勝1敗。さらに最年長の高見泰地七段(27)も、後輩たちに負けじと2連勝し、危なげなく勝利を収めた。

 戦いを重ねるごとにチームワークもどんどんよくなっている。「最年少+1」の「+1」にあたる高見七段は、自らの2連勝でテンションが上がったおかげもあってか、9歳下の後輩2人に積極的に声をかけ、時にはジョークで笑わせるなどムードメーカーの役割を果たした。藤井王位・棋聖も、さすがに第1回大会から個人・団体通して3連覇中だけあって、抜群の落ち着きと強さを発揮。伊藤四段も、徐々に緊張がほぐれてきたのか、前評判の高かったフィッシャールールでの戦いだけでなく、作戦会議室で談笑するシーンも増えてきた。

 本戦出場を決めたことに藤井王位・棋聖は、「お二人に素晴らしい将棋を指していただいて、理想的な形で予選を突破できました。チームワークもよくなったと思うので、団結してより内容をよくしたいです」と、さらなる向上を目指した。藤井王位・棋聖の個人・団体通しての4連覇、チームの平均年齢21歳という若い力が、今大会の中心にいることを認識させるには、十分過ぎる予選突破だった。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

圧巻の連勝を成し遂げた藤井王位・棋聖
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予選通過一番乗りのチーム藤井
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会議室でもトークの中心になる高見七段
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