会心のトップにサクラ姫の笑顔がはじけた。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2020」セミファイナルシリーズ、4月22日の第1試合で、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)が今期セミファイナル初勝利。計12回のアガリと10回の放銃が入り乱れた乱打戦を制し、チームの首位固めに大きく貢献した。
この試合の対局者は岡田、KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)、TEAM雷電・黒沢咲(連盟)、赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)の並びでスタートした。控え室を出る前に、「サイレンススズカのように逃げてきます」と競馬界における稀代の逃げ馬の名前を引き合いに出して意気込みを語っていたという岡田。その言葉通り、親番の東1局からリーチ・一盃口・赤2の1万2000点(+供託2000点)、リーチ・ツモ・三暗刻・赤の1万2000点(+300点)と大きなアガリを連続で決め、開始2局で持ち点は早くも5万点台に到達した。
これで余裕が生まれた岡田は、黒沢への満貫放銃を挟みつつも攻勢の手を緩めない。東2局1本場には前原からタンヤオ・ドラ・赤の5200点(+300点)を直撃。続く東3局は巧みな手作りで前原のリーチに押し返し、ツモ・タンヤオ・平和・赤・ドラ2の1万2000点(+供託1000点)を加点。解説を務めていた土田浩翔(最高位戦)からも「いやぁ、見事だね」と思わず感嘆の言葉が漏れた。
東4局の南・赤の2000点、南1局にも発・ドラの2900点(+供託1000点)と、じつに4連続となるアガリでさらに後続との差を広げた岡田。セーフティーリードを築いた後もしっかりと6万点台の持ち点をキープし、「テンよし・中よし・終いよし」という競馬の格言を思い起こさせるような盤石の試合運びで圧巻の逃走劇を締めくくった。
対局場からの退出時には、昨期のセミファイナルでのトップ獲得時と同様にカメラに向かって歓喜のダブルピースを披露。モデルやタレントとしても活躍する岡田の愛らしいパフォーマンスを受けて、視聴者コメント欄も「かわええええ」「めっちゃ笑顔」「きゃわわ」「にっこにこやん」「ダブルピースかわいすぎる」と沸きに沸いていた。
人気面でも実力面でもチームにとって欠かせない存在となった岡田。インタビューでは「堀(慎吾)さんがセミファイナルで2回トップを取ったんですけど、サクラナイツは堀さんだけではありません!」と持ち前の負けん気の強さを見せた。このところの充実ぶりを伺わせる対局内容と自信に満ち溢れた表情に、ファンからも「強くなったなぁ」「内容的にも素晴らしかった」「おかぴが一番成長してる」といった称賛の声が続々とあがっていた。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)6万6100点/+86.1
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)2万4600点/+4.6
3着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)5600点/▲34.4
4着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)3700点/▲56.3
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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