捌きだけでなく、粘りでも超一流だ。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Aリーグの第3試合、チーム三浦とチーム稲葉の対戦が4月24日に放送され、チーム稲葉の久保利明九段(45)が絶体絶命の局面から、見事な逆転勝利を収めた。持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算というフィッシャールールの中で、残り時間2秒まで追い詰められ、相手に4分以上の差をつけられていたが、そこから挽回。チームメイトに勇気を与える勝利で、チームの大逆転勝利にもつなげた。