将棋の名人戦七番勝負の第2局が4月27日に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で午前9時から始まった。初防衛を目指す渡辺明名人(棋王、王将、37)と、初挑戦で初獲得を狙う斎藤慎太郎八段(28)によるシリーズは、斎藤八段が第1局で逆転勝利。シリーズの流れを決める一局を制するのはどちらか。
【中継】名人戦七番勝負第二局1日目渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段
渡辺名人は、2000年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:15期)で、第78期名人(A級以上:11期)。タイトル獲得数28期は現役2位、歴代4位で竜王、棋王の2つで永世称号の資格を持つ。現在最多の三冠を保持し、今週にはヒューリック杯棋聖戦の挑戦者決定戦に出場するなど、さらにタイトルを増やす可能性もある“現役最強”棋士だ。
斎藤八段は、2012年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:2期)で、順位戦はA級初挑戦で名人への挑戦権を獲得した。2018年度に王座のタイトルを獲得。デビュー以来、高勝率を維持している棋士の一人で、長時間の対局では持ち前の粘り強さがさらに発揮される。
両者の対戦は過去に6回あり、3勝3敗の五分。第1局では渡辺名人が終盤までリードした展開で指し進めていたが、最終盤に斎藤八段が逆転。初名人に向けて大きな1勝を手にした。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺名人。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)