将棋界の“忍者ハットリくん”が、まさに忍者らしくとんでもない脱出ルートを見つけ、逆転勝利をもぎ取った。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Bリーグの第1試合、チーム糸谷とチーム菅井の対戦が5月1日に放送されたが、ここで周囲の棋士たちを驚かせたのが新鋭・服部慎一郎四段(21)。チーム糸谷のメンバーとして大会に初参加すると、積極策・慎重策を織り交ぜ、先輩棋士たちにひるまずぶつかっていった。中でもきらめいたのが、ぎりぎりのところで受け、抜け出した一手。これには先輩棋士から「助からないと思っても助かっている」「ホントですか!?」と興奮が止まらない言葉が飛び出した。