将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が5月6日、王座戦挑戦者決定トーナメントの1回戦で、深浦康市九段(49)と午前10時から対局を開始した。藤井王位・棋聖は昨年10月末からの連勝は「19」まで伸び、大台の20連勝まであと1つ。3つ目のタイトル獲得を狙うこの王座戦でも、快進撃は続くのか。
【動画】王座戦 挑戦者決定トーナメント藤井聡太王位・棋聖 対 深浦康市九段
2020年度はタイトルを2つ獲得、全棋士参加の一般棋戦で2度の優勝もあり、最優秀棋士にも選ばれた藤井王位・棋聖だが、昨秋ごろからの充実ぶりは抜きん出ている。10月29日に王将戦挑戦者決定リーグ戦で、佐藤天彦九段(33)に勝利してから連勝がスタート。年度をまたいだ連勝は、現在「19」まで続いている。この間、渡辺明名人(棋王、王将、37)、豊島将之竜王(叡王、31)といったタイトルホルダーから、順位戦A級棋士など、トップ棋士との対局が続いたが、レベルの高い対戦相手でも快勝も多く、その強さがさらに際立つ結果となっている。本局の相手である深浦九段は粘りが持ち味のベテランで、過去には王位で3期のタイトル経験がある。
王座戦の挑決トーナメントは、予選勝ち抜き者、シード者を合わせた16人で実施。優勝者が永瀬拓矢王座(28)への挑戦権を得る。藤井王位・棋聖にとっては研究仲間でもある先輩棋士だ。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は深浦九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)