YouTubeではおなじみの、あの決めセリフとポーズをお披露目だ。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Bリーグの第2試合、チーム康光とチーム糸谷の対戦が5月8日に放送された。オープニングシーンで各棋士が対局への意気込みなどを語る中、森内俊之九段(50)は「森内俊之の森内チャンネルー」と自身のYouTubeチャンネルのオープニングを再現。これには視聴者たちからも「ぶっこんできた!」「まさかやるとはw」と爆笑と喝采が入り交じる大反響となった。
テンションが高いわけでもなく、ポーズにものすごい特徴があるわけでもなく。だからこそ、見聞きするほどにじわじわとおもしろくなる決めセリフとポーズだ。森内九段は、大活躍した昨年大会の最中に、自身のYouTubeアカウントを開設。チーム康光の佐藤康光九段(51)、谷川浩司九段(59)といったチームメイトも登場するなど、その豪華な出演者ながら、肩の力が抜けたほどよい動画が将棋ファンに好評だった。まもなく開設から1年になるが定期的に更新をしている。
もともと、それほど大きな声を出したり、テンションの上げ下げが大きく見えたりするわけではないが、その素朴な語り口調から「森内チャンネルー」と言い放つあたりが、なんともおもしろい。しかも今回は、チームレジェンドのチームメイトである佐藤九段、谷川九段というレジェンド三人衆揃っての豪華バージョンだったことで視聴者も大歓迎。「でた!」「まさかここで聞けるとは」「森内チャンネルは神」と、コメントが滝のように流れていた。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)