<大相撲夏場所>◇六日目◇14日◇東京・両国国技館
 関脇・高安(田子ノ浦)が小結・御嶽海(出羽海)を上手投げで下して5勝目を挙げた。熱戦の末に敗れた御嶽海は悔しさを滲ませるように叫び声を上げ、視聴者からは「雄叫び」「珍しく吠えた」といった声が寄せられた。
 立ち合い両手を前に出し押していった御嶽海。下がる高安が土俵際まで追い込まれるものの、回り込んで体勢を立て直すと、今度は高安が力強く攻める展開に。最後は左上手を取った高安が上手投げを決めた。土俵際では御嶽海も粘り、両者もつれ合うように土俵下へ。だが物言いはつかず、行司軍配通り高安が勝ち星を挙げた。敗れた御嶽海は2敗目を喫した。