将棋の名人戦七番勝負の第4局が5月20日に長野県上高井郡「緑霞山宿 藤井荘」で行われ、渡辺明名人(棋王、王将、37)と斎藤慎太郎八段(28)が現在対局中だ。矢倉から始まった対局は、昼食休憩まで56手目まで進行。形勢は互角だが、対局場に虫が乱入するハプニングが発生。対局を一時、中断するかどうか協議される事態が起きた。
【中継】名人戦七番勝負第4局2日目渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段
第1局を斎藤八段、第2局・第3局を渡辺名人が制して迎えた第4局。1日目は矢倉の出だしから中盤まで局面が進んだところで、斎藤八段が封じ手をして終えた。2日目に入り、激しい攻め合いとなったが、形勢は互角。ただ持ち時間では渡辺名人が1日目から引き続きリードを奪い、現在でも約2時間の差をつけている。
ところが昼食休憩まであと30分ほどというところでハプニングが発生。対局場に虫が舞い込んだことで、両者が気にする様子が見られ続けた。副立会の広瀬章人八段(34)から「どうしても気になるようであれば、1回(対局を)止めても」と打診があったが、大の虫嫌いで知られる渡辺名人は「止めるほどじゃないけど、取れるなら取ってもらうのが一番いいかなと。(虫は)入り口のところが開いてるからなんですよね。必要ないなら閉めて、とりあえずこいつをどうするか。でも、呼んでもらってどうなるかわかんないし…」と語り、昼食休憩の間で対応することで落ち着いた。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺名人。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
渡辺明名人 とんかつ膳 斎藤慎太郎八段 ざるそば膳
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明名人 4時間12分(消費4時間48分) 斎藤慎太郎八段 2時間20分(消費6時間40分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)