行司、声のトーンを変えて4度「手をついて」に館内から笑いが… 井筒親方「しっかりお互い合わせて」
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大相撲夏場所>◇十二日目◇20日◇東京・両国国技館

 前頭五枚目・豊昇龍(立浪)と前頭七枚目・栃ノ心(春日野)の一番で、立ち合いなかなか呼吸が合わなかった両力士に対して、行司が様々な声やトーンで4度「手をついて」と繰り返して手つきを促す珍しい一幕があった。様々なイントネーションで連呼する行司の様子に、館内からは笑いが沸き起こった。

【映像】4度「手をついて」のバリエーションに館内笑いが…

 立ち合い呼吸が合わず、なかなか手を土俵につけることができないでいた豊昇龍と栃ノ心。「さあ合わせて」と呼びかけた行司が、呼吸が合わない両者に「手をついて」と様々なイントネーションで繰り返し連呼すると、客席からは思わず笑いが沸き起こった。その後ようやく呼吸が合うと、立ち合い低い姿勢で前に出た豊昇龍に対して栃ノ心が右に変化。豊昇龍はなんとか持ちこたえたものの、右四つに組んだ栃ノ心が力強い寄り倒しで4勝目を挙げた。敗れた豊昇龍は7敗目となった。

 館内から笑いが起こった立ち合いについて、ABEMAで解説を務めた元関脇・豊ノ島の井筒親方は「自分の間合いというのがありますけど、ここはしっかりお互い合わせて立って欲しいですね」とポツリ。その後の取組については「(豊昇龍は)よく残ったんですけどね。その後あれだけしっかりと右が入ってしまえば、もう栃ノ心が一番力が出る形なのでね」と解説した。(ABEMA『大相撲チャンネル』)

【映像】4度「手をついて」のバリエーションに館内笑いが…
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