大相撲夏場所>◇十四日目◇22日◇東京・両国国技館

 1敗の大関・照ノ富士(伊勢ケ濱)が前頭八枚目・遠藤(追手風)に下手投げで敗れて2敗となり、幕内優勝は千秋楽に持ち越しとなった。十日目まで全勝を守り、優勝争いのトップを独走していた照ノ富士にとって、十一日目に行われた前頭四枚目・妙義龍(境川)との一番、まげを掴んだことによる反則負けはまさかの痛い一敗といえる。そのことについて、元横綱・若乃花の花田虎上氏が言及。反則負けに至った詳細を解説すると、視聴者から「詳しすぎる」「わかりやすい」など感嘆の声が上がった。

【映像】痛恨、反則負けの瞬間

問題のシーンを振り返った花田氏は「上手から投げると途中までは上手く投げられる。手の回転で最後まで投げ切るのだが、だいたい頭を押さえたら指が伸びて、巻きながら投げる」と切り出すと「照ノ富士はあそこで(まげに)指が入ってしまった。たとえ、まげを引っ張ってなくても、入ってしまったので、そこで判断して負けになってしまったのではないか」と持論を展開した。

 さらに花田氏は「カッコよく投げれるが、残られる。そこで頭を押さえてぐるっと極めながら回ると息苦しくなる。それでうまく転がせる。その時の手の指が入ったか、真っすぐか。頭を押さえる時は指が伸びているとき。審判団がプロなのでわかっていた。指が曲がって入っているので、反則負けとしたのだろう」と結論づけた。

 花田氏の詳細な解説を受け、ABEMAの視聴者からは「詳しすぎる」「わかりやすい」「さすがお兄ちゃん」など感嘆の声が上がっていた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)

【映像】痛恨、反則負けの瞬間
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【映像】「マズいですね…」元若乃花、照強がまいた塩の行方に苦笑
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そろりそろり…立ち合い不成立に両力士「あ、すみません」 不思議な展開に館内ざわめき
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ABEMA TIMES