<大相撲夏場所>◇十四日目◇22日◇東京・両国国技館
1敗の大関・照ノ富士(伊勢ケ濱)が前頭八枚目・遠藤(追手風)に下手投げで敗れて2敗目を喫し、幕内優勝は千秋楽へ持ち越しとなった。照ノ富士を下した遠藤は11勝目(3敗)を挙げた。
鋭い立ち合いの遠藤にもろ差しを許した照ノ富士が、遠藤を抱えるように投げを打つ。最後は投げの打ち合いになり、ほぼ同体で土俵に落ちると、軍配は照ノ富士に。しかし物言いがつき、およそ3分半におよぶ協議の末、審判長の伊勢ケ浜親方が「軍配は照ノ富士に上がりましたが、照ノ富士のヒジが先についており、軍配差し違えで遠藤の勝ちとします」と述べ、照ノ富士の2敗目が決まった。
この協議の結果を受け、ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「(遠藤が)最後までよく残った結果では」と述べると「(照ノ富士が)ヒジからではなく、顔から落ちていたら大関の勝ちじゃないですか」と続けた。
さらに花田氏は「危険なんですけど」としたうえで「そこまでしないと、こういう時には勝てないですね」と指摘。勝敗が決した瞬間については「遠藤は大関の足を揃えるように攻めて行っている。(遠藤は)外掛けを仕掛けたことで上体が上がってしまったから、(照ノ富士に)捨て身の小手投げを打たれた。土俵際で外掛けに行くと、上体が上がってしまう。ただ、遠藤は連日いい相撲をとっている」と話し、照ノ富士を撃破した遠藤を称賛した。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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