「あの神経は尋常じゃない」人外の胆力と雀力で作られた“麻雀ロボ”小林剛が時折見せる人間らしさ
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 「あの人はちょっと人じゃない。褒め言葉ですけど、あの神経はちょっと尋常じゃない」。人となりについて、チームメイトからこんな説明のされ方をするのが、プロ雀士・小林剛(麻将連合)だ。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」U-NEXT Piratesのリーダーで、2019シーズン優勝の立役者。2020シーズンはリーグ7位に終わったが、個人としては+337.5で3位にランクインし、31試合で4着はわずかに1回。4着回避率では唯一9割台の.9677で1位になった。豊富な知識と研究に支えられた雀力と、動じない胆力の持ち主であることから「麻雀ロボ」とも呼ばれるが、目立たないところで人間らしさを出し、仲間の心の支えにもなっている。「プロの鑑のような人」とまで尊敬される小林とは、どんな人物か。

【動画】“麻雀ロボ”小林剛の素顔

 何が起きても驚かない、騒がない。自分が高い手でアガろうとも、逆に振り込もうとも。チームメイトが役満に放銃したとて、いつもと表情が変わらないことは、一緒に戦うチームメイトにとってこれ以上に心強いことはない。「あの神経はちょっと尋常じゃない」と語ったのは、Mリーグ設立前からよく知る間柄の石橋伸洋(最高位戦)。これまでライバルとして戦ってきたが、ともに優勝を目指す仲間となったことでその頼もしさはより強く感じられた。

 冷静沈着を絵に描いたようなプロ雀士だが、ふとした時に見せる表情は実に人間らしい。趣味であるカラオケでは、Mリーグの公式実況・小林未沙が歌うところに、即興でハモることもある。小林未沙によれば「基本ノリノリのテンションは見たことないです(笑)普通の人のノリノリではないけれど、みなさんがおっしゃるほど鉄仮面ではなくて、人間らしいです」という。また、石橋も「世間一般ではロボットとか言われていますけど、人情がある人だなと思っています」とも語った。

「あの神経は尋常じゃない」人外の胆力と雀力で作られた“麻雀ロボ”小林剛が時折見せる人間らしさ

 対局場では、ほとんど表情が変わらない小林でも、思わず吹き出したことがある。朝倉康心(最高位戦)のヘアスタイルを見た時だ。人気漫画・アニメ「北斗の拳」の人気キャラクターであるトキをイメージし、白い長髪にヘアバンドといった姿でロッカールームにいた朝倉を、小林は発見した瞬間「あっ、変な髪型」と、いきなり笑い出した。これを見た仲間たちは「小林さんが珍しく爆笑してる」「剛さんがウケているのがおもしろい」と、より大きな笑いの輪が生まれた。データ重視の麻雀はチームカラーでもあるが、“船長”とも呼ばれる男によって、パッと明るい雰囲気になるのがファンが支持する大きな理由だ。

 チーム2年目から加入した瑞原明奈(最高位戦)の言葉は、多くのプロ雀士の思いを代弁するものだった。「すごく頼りになるリーダーです。小林さんはプロの鑑だなと思っています。技術的な部分だけじゃなくて、麻雀そのものへの知識とか立ち居振る舞いとか、仕事への姿勢とか。プロフェッショナルだと思うことが多くて、なんでも聞いちゃいます」。

 多くを語らずとも、その戦う姿さえしっかり見せれば、仲間もついてきてくれる。そのためにも日々の麻雀の研究は怠らず、その頭脳に新たなデータをしっかりと蓄積していく。2021シーズン、2度目の優勝を目指すためにバージョンアップした小林に、どれだけの人が感動するだろうか。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

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