盤上を見て、どこからその言葉が引き出されるのか。そう思わせるほどの語りぶりだった。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Cリーグ第2試合、チーム豊島とチーム羽生の対戦が5月29日に放送された。全7局が行われたが、解説の伊藤真吾六段(39)とともに対局を盛り上げたのが、聞き手の千葉涼子女流四段(41)。解説の言葉を上手く引き出すどころか、それを上回るおもしろワードに早見えまで披露。盤外のMVPとも言えるほどの大活躍だった。