軽量級はKOが少ないから魅力がない。そんな常識を覆してきたのが、武尊を中心とする現在のK-1だ。
 5月30日の横浜武道館大会でも、そんなK-1らしい闘いが見られた。この日、行なわれたのは新階級であるバンタム級(53kg)の日本トーナメント。Krushの同級王者である19歳の壬生狼一輝をはじめ、平均年齢21歳と若い選手が揃った。
 当然、壬生狼は優勝候補の一角。際どい試合をものにして決勝に勝ち上がった。記者会見での“大仁田キャラ”で注目される壬生狼だがベルトを巻いた実力は本物だ。