5月31日の『三沢光晴メモリアル2021in後楽園ホール~Forever in our hearts~』で最も三沢光晴を感じさせてくれたのは、田中将斗と組んで三沢の愛弟子・丸藤正道(パートナーは船木誠勝)とタイトルマッチ前哨戦を行ったGHCヘビー級王者・武藤敬司だった。
 この日に使用した裏地が三沢カラーのグリーンのスパンコールになっている特別仕様のガウンは、2009年9月27日の日本武道館における三沢メモリアル大会で田上明と組み、小橋建太&高山善廣と戦った時に着用したもの。これはタイガーマスク時代から三沢のコスチューム全般を手掛けていた小栗修氏が大会前日に武藤から発注を受けて徹夜で製作した入魂の一着だ。