立てなかったファイナルの舞台 近藤誠一「寂しさの方が先立っている」勝利を追求するプロ集団の雪辱の誓い/麻雀・Mリーグ
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 スケールの大きな麻雀でファンを虜にするベテラン雀士は、心が擦り減るような緊張感を味わう最終日を迎えられなかったことに「寂しさの方が先立っている」と表現した。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の2020シーズン、セガサミーフェニックスは前年度の準優勝から初Vを目指したものの、まさかのリーグ最下位に終わりレギュラーシーズンで敗退した。チームの大黒柱・近藤誠一(最高位戦)は、笑顔と涙が入り交じる優勝決定の瞬間を、遠くから見るほかなかった。

【動画】セガサミーフェニックス、レギュラーシーズンでの戦い

 近藤を中心に昨期MVPの魚谷侑未(連盟)、茅森早香(最高位戦)、和久津晶(連盟)という女性選手3人と構成されたチーム。それぞれ個性ある雀風の持ち主で、持ち味が出れば初優勝も十分に成し遂げられる実力はあった。実際、近藤も「なかなか厳しい戦いが続いて、残念な結果になりました。負けたのだから弱かった、実力が足りなかったと言うべきかもしれませんけど、正直あまりそういう風には思っていないです」と、8チーム中最下位という結果ほど、完敗したという実感がない。何かが噛み合わなかった。それも麻雀。ベテランからすれば、そんな気持ちなのだろう。だからこそ優勝をかけた戦いの場にいられなかったことがもどかしく、寂しい。やはりプロは明るい場所にいてこそだ。

 4人がそれぞれマイペースというチームカラーだが、2020シーズンの劇的勝利の一つに数えられる近藤の逆転トップの際は、魚谷、茅森、和久津の3人がロッカールームで大喜びし、感動のあまりに涙もこぼれた。目の前の勝負に勝つ、頂点を目指す。そんなシンプルな目標によってつながれているという意味では、実にプロらしい集団とも言える。

 来期への思いを聞かれた近藤は「これまでのことを糧にして、より一層力をつけて、精一杯戦って、みなさんにいいところをたくさん見てもらいたいです」と締めた。敗れた者は多くを語らず、次の結果で示すのみ。再び優勝シャーレを争うような強いセガサミーフェニックスに戻れば、4人の決めポーズもさらに映える。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

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