孤軍奮闘では勝ち抜けない難しさ 個人MVP・佐々木寿人、個人ではなく「チームで+500を」/麻雀・Mリーグ
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 2020シーズンの個人MVPに輝いた佐々木寿人(連盟)が、レギュラーシーズンで稼いだポイントは+494.1。ただチームの成績はリーグ5位の▲98.3。そしてセミファイナルシリーズでは5位に終わり、敗退した。佐々木もこの結果に「ちょっと言うのが難しいですね…」と言葉に困りながら「3人の誰かがプラスしてくれたらだいぶ変わっていただろうと思います。あまりに誰も…それが厳しかったです」と語った。誰か1人が突出して勝っても、チーム全体で調子を上げなければ勝ち抜けない。このMリーグという舞台が、チーム戦であることを改めて強く心に刻まれることになった。

【動画】リーグ史上最高得点を叩き出した佐々木寿人

 +500ポイント。これは佐々木が開幕前に掲げた個人の成績だ。この高い目標をクリアしチームメイト3人がコンスタントに結果を残せば、悠々とレギュラーシーズンを突破、さらにはセミファイナルを通過しファイナルでも大暴れできるはずだった。ところが、藤崎智(連盟)は個人22位の▲164.8、高宮まり(連盟)は同25位の▲246.0、前原雄大(連盟)は同26位の▲251.8。“魔王”佐々木の大活躍こそ何度もスポットライトを浴びたが、他の3人は輝けなかった。「今年は全くいいところがなかった」(藤崎)、「完全燃焼できたかというと、まだまだ頑張れた」(高宮)、「自分が情けなくなったシーズン。責任は深く痛感しています」(前原)。常に攻撃的な麻雀を貫くのがチームカラーではあるが、負けが重なれば打牌に迷いや焦りも出る。その悪循環から抜け出せないまま、シーズンが終わってしまった感は強い。

 KONAMI麻雀格闘倶楽部と似た苦しみがあったのが、リーグ7位で敗退した前年覇者U-NEXT Piratesだ。小林剛(麻将連合)こそ個人3位だったが、他の3人が全員マイナス。やはりどれだけ1人が頑張っても、カバーできる数字には限界がある。誰かが好調のうちに二の矢、三の矢をどれだけ飛ばせるか。KONAMI麻雀格闘倶楽部の面々は、痛いほど身にしみたことだろう。

 エース佐々木は、こんな言葉で今期を締めくくった。「個人で+500という話をしましたが、チーム戦はチーム力が大事。レギュラーシーズンで、チームで+500を持っているとファイナルも優勝も近づいてくると思いました」。卓につけるのはチームの中で1人だけ。それでもやはり4人の力が高いレベルで集結しない限り、いつまでも優勝シャーレには手が届かない。個人では数々のタイトルを獲得してきた4人が集まったKONAMI麻雀格闘倶楽部。単なる個の集まりではなく、それぞれを高める集合体へと進化した時、見たこともないような超攻撃的な常勝軍団が完成する。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

勝利者インタビュー 佐々木寿人
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大和証券M.LEAGUE 2020 レギュラーシーズン REVIEW KONAMI麻雀格闘倶楽部
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Mリーガー自己紹介
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