第一人者と呼ばれる者は、細部にまでその目を行き届かせていた。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Cリーグ第3試合、チーム羽生とチーム木村の対戦が6月5日に放送された。この中で羽生善治九段(50)が、プロ歴3年ほどの池永天志五段(28)について、棋風などをさらさらと解説。ファンからは「なんでもくわしい」「若手の将棋も見てる」と、その研究範囲の広さに驚く声が沸き起こった。