将棋の藤井聡太棋聖(王位、18)が6月18日に行われるヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第2局を前に、対局場となる兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で17日に取材に応じ、「自分らしさが出せればと思います」と抱負を語った。
【中継】ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負 第二局 藤井聡太棋聖 対 渡辺明名人
藤井棋聖は挑戦者である渡辺明名人(棋王、王将、37)から昨年、タイトルを奪取。最年少でのタイトル獲得記録を更新した。今期は自身初防衛戦がリターンマッチとなったが、防衛すればタイトル通算3期となり、渡辺名人が持つ21歳7カ月という最年少九段記録を大幅に更新。また第4局までに防衛すれば屋敷伸之九段(49)が持つ最年少防衛記録、19歳7日も更新する。
第1局を幸先よく勝利したことについて「自分にとっては久しぶりのタイトル戦の対局で緊張もあったんですが、なんとかその中で最後まで集中して指すことができました」と振り返ると、第2局については「第1局でいいスタートができたと思っているので、自分としてはその流れのまま、明日も自然体で臨めれば」と時折笑顔も見せた。今回は先手番にもなり「作戦が選べる立場なので、自分らしさが出せれば」と、連勝に向けてどんな戦型を選択するかも注目だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)