将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が7月6日、順位戦B級1組の4回戦で久保利明九段(45)と午前10時から対局を開始した。3日にはヒューリック杯棋聖戦五番勝負で渡辺明名人(棋王、王将、37)を3連勝で下し、最年少で初防衛・九段昇段を果たしたばかりだが、中2日で最年少名人へとつながる対局に挑む。
【中継】順位戦 B級1組 第4回戦 藤井聡太王位・棋聖 対 久保利明九段
藤井王位・棋聖は今期、B級1組に初参戦。タイトル経験者や勢いのある若手が揃う、通称「鬼の棲家」で、13人中上位2人に入り、A級昇級するのが目標だ。1、3回戦は勝利したものの、2回戦では稲葉陽八段(32)に敗れ同クラスの層の厚さを感じることに。現在は3人いる全勝グループを追いかける展開だ。
「最難関の最年少記録」ともいえる最年少名人記録は、谷川浩司九段(59)が持つ21歳2カ月。現在18歳11カ月の藤井王位・棋聖がクリアするためには、今期でB級1組からA級入りを決め、来期のA級でいきなり挑戦権を獲得、さらに奪取する必要がある。
対戦相手の久保九段は、振り飛車党のエース。過去5回の対戦では全て藤井王位・棋聖が居飛車、久保九段が振り飛車の対抗形になっており、通算では久保九段が3勝2敗と勝ち越している。
持ち時間は各6時間で、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)