新型コロナに脳梗塞 苦境を乗り越えた坂本大志、打てる幸せを感じる戦い/麻雀・Mリーグ
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 度重なる不運も、ここで乗り越える。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の2020シーズン優勝チーム、EX風林火山のドラフト会議指名選手を決めるオーディションの準決勝が、7月12日からスタートする。予選4位の坂本大志(最高位戦)は新型コロナウイルス感染、さらには脳梗塞になるなど、麻雀をするどころではない状況が続いた。Mリーグという大舞台に立つことを夢見て戦う選手が揃う中「麻雀ができていることを幸せだと実感する」男が、真っ直ぐな思いで卓に向かう。

【動画】EX風林火山 メンバーオーディション

 アマチュアだったころ、現在ではMリーグ・赤坂ドリブンズで活躍する園田賢(最高位戦)の誘いを受け出場した大会で決勝まで進んだことがきっかけとなり、プロの門を叩いた。「これといった雀風はないです。バランス型って言うんですかね。この打ち方が間違っていないというものを結果でも内容でも証明したいです」と、実直な性格が滲み出るコメントが続いた。

 麻雀において感銘を受けたのは、EX風林火山を初優勝へと導いた勝又健志(連盟)。かつて開催されたRTDリーグで裏方として参加していた坂本は、間近で見た勝又の理論、読みの精度に「麻雀界で一番強くてもおかしくない選手」と、肌で感じた。そんな選手と一緒に戦える機会とあれば、挑戦しないわけにはいかない。

 坂本自身、所属する最高位戦の看板タイトル「最高位」を獲得したこともある。ただ、最高位になっても「周りからの評価をあまり得られないと思うところがあった」という。最高位戦にはMリーグだけでも、先述の園田をはじめ、赤坂ドリブンズだけで計4人。全30選手のうち、10人を占める。「麻雀が強い人として挙げられるのは、だいたいMリーガー。Mリーグの舞台で活躍しないと認められない」と、大人気のトップリーグにいる者といない者との差が身に沁みた。

 麻雀以外の部分でも苦労した。新型コロナウイルスに感染、さらには「その後すぐに、脳梗塞になりました。腕が痺れたので、神経系かなと思ったんですが」と、牌も並べられなくなった。今では回復しプレーに支障はない。この体験で思い出したのが、麻雀が打てることのありがたさだ。「Mリーグに入れるかどうか全然わかりませんが、幸せを噛み締めながら打ちたいです」。相手を蹴散らすような強気の言葉は見られない。ただ、純粋に打つことを大切にする者が勝者になることも、勝負の世界ではよくあることだ。

◆EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション

 2021シーズンに戦力補強として選手の追加を発表したEX風林火山が、2020シーズンに発表した企画。Mリーグと同じく日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、RMU、麻将連合のプロ5団体に所属するプロであればエントリーが可能。書類選考、予選会を経て8人が準決勝に進出。さらに4人が決勝に進み、優勝者が指名の権利を得られる。対局でのポイントのほか、ファンによる投票も加算される。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

EX風林火山 メンバーオーディション
EX風林火山 メンバーオーディション
EX風林火山優勝インタビュー
EX風林火山優勝インタビュー