天才棋士に勝てば効果絶大 チーム稲葉の応援メッセージに藤井聡太王位・棋聖の名前が続々
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 やはり将棋界のスターを倒す効果は絶大だ。プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」で、チーム稲葉の稲葉陽八段(32)、久保利明九段(45)、船江恒平六段(34)の3人が、「棋士のまち」加古川に予選突破を報告。ファンから寄せられた応援メッセージに、藤井聡太王位・棋聖(19)の名前がいくつも書かれるという珍エピソードが誕生した。

【動画】チーム稲葉の3人

 チーム稲葉は別名「加古川親善大使」。将棋どころの名を背負って戦い、藤井王位・棋聖率いるチーム藤井、三浦弘行九段(47)がリーダーのチーム三浦という激戦区ながら、3人がそれぞれ持ち味を出し切り、2位で本戦トーナメント進出を果たした。本大会前にも加古川に集まり士気を高めた3人だが、本戦を前にも再集結。加古川市のあちこちから優勝を期待する激励の言葉をかけられた。

 注目だったのが市内のあちこちに設置されていた応援メッセージのボックス。一般のファンから3人の家族まで、いろいろなメッセージが集まったが、ここで何度も出てきたのが藤井王位・棋聖の名前だ。あるファンのはがきに書かれていたのは「先日、稲葉さんがあの藤井聡太さんに1つ勝ちましたね」という一文。これに早速、船江六段が「やっぱり藤井さんを倒すと影響が大きいですね」とニヤリとすると、次のはがきも「6月3日の対藤井戦の稲葉さん、すごかったです」の一文が。これには久保九段も「またですわ」と笑うしかなかった。

 このメッセージは、稲葉八段が順位戦B級1組で藤井王位・棋聖に勝利したことを指している。勝率8割を超え、めったに負けない天才棋士だけに、将棋ファンにとってそのインパクトは絶大なのだろう。振り返れば、ABEMAトーナメントの予選リーグでも、船江六段が藤井王位・棋聖に勝利し、大いに盛り上げた。チーム藤井との再戦は、決勝まで進まないと実現しないが、3人の目標はずばり優勝。これ以上の舞台はないはずだ。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

ABEMA/将棋チャンネルより)

加古川で決意するチーム稲葉
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耐える香川愛生女流四段
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お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム稲葉VSチーム斎藤
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