大谷翔平の同僚、デビュー戦に災難 ファン乱入に「映して」の声も実況の説明に共感が広がる
【映像】ABEMAでみる

【米大リーグ】ドジャース8-2エンゼルス(8月8日・日本時間9日 ロサンゼルス/ドジャー・スタジアム)

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスとドジャースの3連戦、その最終戦で一部の心無いファンによる乱入行為が発生。その際、発生の瞬間こそ乱入者を追う大勢のスタッフの様子が映像で流れたが、その後すぐに映像が切り替わり、マウンドに立ち尽くす投手の表情とスタジアムのざわめき、さらにブーイングがしばし続いた。

【映像】ノートンに降りかかった災難

 問題の場面は5-1とドジャースが4点をリードして迎えた6回裏の攻撃。エンゼルスのマウンド上には、この日先発するも5回を投げ被安打7、3四死球、自責点5と乱調ぶりが目立ったデトマーズの後を受け二番手としてマウンドに上がったノートン。ノートンはこの日がメジャーデビュー戦となる。

 ABEMAで解説を務めた近藤祐司氏はノートンについて「チェンジアップとスライダーを磨いて、今年メジャーデビューの機会を得たということになります」と説明。

 すると2アウトをとったノートンが、3番・ポラックに対して初球のチェンジアップを投じた直後に状況は一変する。スタンドが騒然となり、ノートンがセンター方向に目を向けると、大勢のスタッフに追いかけられる一人の乱入者の姿が。

「あっ、あ…誰か来たんですね。あ~、いましたか。もう、本当にこういったね。ソーシャルディスタンスと言われる世の中ではありますが、そういった方が登場したようです」

 近藤氏がそのように状況を説明すると、すぐにカメラは切り替わり、ただただマウンド上で呆気にとられるノートンの姿が。その後「どうやら捕まったようです」と近藤氏が続けると、場内のざわめきは一転、スタジアムのファンからもブーイングが起こった。

 近藤氏はさらに「こういった形で公式戦が中断されるのは勘弁してもらいたいところでございます。今日がデビュー戦というノートンも珍しいシーンに遭遇しています」と話し、デビュー戦で思わぬ事態に遭遇したノートンの心境を案じた。

 このとき、乱入シーンが映されず、状況確認ができなかったことに対して「カメラを引いて」「映して」などの声も少なからず上がったが、近藤氏は冷静に「世界のルールではありませんが、こうした方(乱入者)が出たときは映さないというのが、世界的なルールにはなっています。当然、同じようなことを考えないようにということがありますけども」などと理由を説明して理解を求めた。近藤氏の言葉を受け「愉快犯はスルーが一番」「永久追放」「テレビに映りたいだけ」「映せば模倣犯が増えるだけ」「こんなのファンじゃない」など、一部のファンの行き過ぎた行為に対する批判的な声が数多く寄せられた。

 この日の大谷は2-8と6点を追う8回に2死ランナー二塁、三塁と反撃のチャンスで代打で登場。スタジアムからは復調の兆しとなる11試合ぶり38号を期待する歓声が上がったが、ドジャース左腕・ブルールとの対戦は四球に。2死満塁と後続に繋いだ大谷だったが、9番・メイフィールドは投ゴロに倒れ追加点はならなかった。また、9回も三者凡退に終わったエンゼルスは勝率5割に逆戻りとなる痛い敗戦を喫した。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【映像】ノートンに降りかかった災難
【映像】ノートンに降りかかった災難
大谷翔平、ライト守備“ず~っと”ワイプに歓喜の声 現地実況「イチロー以来のこと。日本では空前のブーム」 【ABEMA TIMES】
大谷翔平、ライト守備“ず~っと”ワイプに歓喜の声 現地実況「イチロー以来のこと。日本では空前のブーム」 【ABEMA TIMES】
ABEMA TIMES
大谷翔平? なファン登場に現地実況「ミニタニサン!」 素振り披露も「ミニタニサン?」ファン困惑 【ABEMA TIMES】
大谷翔平? なファン登場に現地実況「ミニタニサン!」 素振り披露も「ミニタニサン?」ファン困惑 【ABEMA TIMES】
ABEMA TIMES
SPOZONE
SPOZONE
ABEMA TIMES