将棋の藤井聡太王位・棋聖(19)が8月12日、竜王戦挑戦者決定三番勝負の第1局で、永瀬拓矢王座(28)と対局中だ。両者ともタイトルホルダーであり、同時に日頃から研究を重ねる間柄だが、竜王挑戦をかけた番勝負の開幕局は、永瀬王座が三間飛車を使い、対抗形の出だしに。手の内を知り尽くしたもの同士の戦いは、どんな展開になるか。
【中継】竜王戦 挑戦者決定三番勝負第一局 藤井聡太王位・棋聖 対 永瀬拓矢王座
デビュー以来、圧倒的な高勝率で勝ち続けている藤井王位・棋聖は、2021年度も快進撃。ヒューリック杯棋聖戦で、史上最年少でもタイトル防衛を果たすと、お~いお茶杯王位戦七番勝負では2勝1敗とリード、叡王戦五番勝負でも2勝1敗で、最年少、史上初の「10代三冠」に王手をかけている。この竜王戦でも挑戦権を手にすれば、年内にも初の「10代四冠」を達成する可能性が生まれる。
永瀬王座は、藤井王位・棋聖がプロデビューして間もないころから、研究仲間として切磋琢磨してきたトップ棋士。2018年度に叡王、2019年度に王座を獲得し、「負けない将棋」に徹底した棋風で、タイトルホルダーの仲間入りを果たした。順位戦でもA級入りを果たし、名人挑戦に向けて開幕から2連勝と好調だ。公式戦では藤井王位・棋聖に1勝4敗と負け越してはいるが、今回のシリーズではどこまで新たな工夫を出してくるか。
タイトルホルダーは現在、渡辺明名人(棋王、王将、37)、豊島将之竜王(叡王、31)を加えて計4人。タイトル戦、挑戦者決定戦で、この4人が直接対決することも増えている。このつぶし合いで抜け出した棋士が、さらにタイトル数を重ねていくという状況だ。
持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は永瀬王座。第2局は先手・後手が入れ替わり、第3局まで進んだ場合は再度振り駒で決める。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太王位・棋聖 豚しゃぶバンバンジー弁当 永瀬拓矢王座 骨付き鶏もも肉ガーリックローストセット・ホットコーヒー
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位・棋聖 4時間9分(消費51分) 永瀬拓矢王座 4時間7分(消費53分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)