プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント2回戦第2試合、チーム木村とチーム稲葉の対戦が8月14日に生放送された。チーム名が「エンジェル」になっているチーム木村の木村一基九段(48)、佐々木勇気七段(27)、池永天志五段(28)は、第1局の前の作戦会議で、予選リーグでつけていた天使の羽に加え、頭上の輪、さらに弓矢まで持つ気合の入れっぷり。ファンからは「棋士のサービス精神がすごい」「なんかすごいことになっている」と笑いと絶賛の声が集まった。
チーム木村は予選リーグで3チームが勝敗数、得失点差で並ぶ大混戦の中、木村九段がリーダー同士による決定戦で2連勝し、リーグ1位で通過。本戦トーナメントからは2回戦からの登場になっていた。予選では作戦を立てる会議室で、天使の羽をつけながら応援するなど、チーム名になぞらえた衣装も身につけており、棋士の意外な姿がファンからの反響を呼んでいた。
本戦でも天使の羽は登場するだろうとファンも予想をしていた中、最初の作戦会議ではなんと佐々木七段、池永五段の頭には天使の輪、さらに弓矢も手にする姿が映し出され、早速ファンからは「弓が増えたw」「この姿で対局したら圧勝する」「羽が最高」といったコメントが多数投稿された。木村九段は「少しアイテムが増えているような感じがするんだけど、バージョンアップって言うの?輪っかがついたり、弓矢がついたり、ありがたいことで。かわいいですよ、お二人とも」と微笑んでいた。ただ、木村九段は頭の輪っかについては「諸事情で遠慮しました」と、短く説明。これにも「諸事情w」「スタッフの配慮ですw」など、多くの反応が起こっていた。
なお肝心の将棋の結果は、木村九段が1勝、佐々木七段が3連勝、池永五段が1勝1敗と、トータルスコア5-1の快勝でベスト4入り。天使グッズの効果は抜群だった。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)