【米大リーグ】タイガース2-8エンゼルス(8月17日・日本時間18日 デトロイト/コメリカ・パーク)
エンゼルスの大谷翔平投手が敵地でのタイガース戦に「1番・DH」で先発出場を果たし、3打数1安打、一つの申告敬遠を含む3四球、4出塁とチームの勝利に貢献。自身は2回にこの日2つ目となる今季19個目の盗塁を狙うも、キャッチャーの好送球に阻まれアウトに。しかしその直前、通算500号まであと一本と迫る強打者のミゲル・カブレラから、この日2度目となるイタズラ被害に遭い仲良く談笑する姿がファンの注目を集めた。
1回の第1打席、プレイボール直後の初球をセンター前にはじき返して2試合ぶりのヒットで出塁した大谷は、一塁を守るカブレラに走塁用の手袋を抜き取られるイタズラに遭遇するも笑顔で対処。続くフレッチャーの打席で今季18個目の盗塁を成功させた。
第2打席は四球で一塁に歩いた大谷。すると続くフレッチャーへの初球に問題のシーンが起こる。大谷の盗塁を警戒したマイズの鋭いけん制を受け、頭から一塁に戻った大谷。タイミングは悠々セーフだったが、大谷の背中にタッチしたカブレラが、グイッとひと押し。カブレラのイタズラをすぐに察知した大谷は、背後のカブレラに向けて「やめてよ」と言わんばかりに右手を振ると、笑顔で立ち上がり、塁上でレジェンドとつかの間の談笑を楽しんだ。
直後の初球、スタートを切った大谷だったが、タイガースのキャッチャー・グライナーのストライク送球により、際どいタイミングながらアウトに。今季19個目、2度目となるマルチ盗塁とはならなかった。
カブレラの1試合2度目となるイタズラに着目したファンからは「無邪気なオオタニサン」「野球を楽しんでる」「夢のような光景だなぁ」など、レジェンドとの時間を満喫する大谷に対して様々な反応が寄せられていた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)