【米大リーグ】インディアンス-エンゼルス(8月22日・日本時間23日 ウィリアムズポート/ヒストリック・ボウマン・フィールド)
エンゼルスの大谷翔平投手が、「リトルリーグ・クラシック」として開催されたインディアンス戦に「1番・DH」で先発出場。収容人数およそ2500人のローカルな球場の外には多くのファンが詰めかけ、なんと高所作業車のクレーンに乗って試合を観戦する親子ファンも。いかにもアメリカらしいおおらかな光景に、視聴者から「どこから持ってきたんそれw」「道交法的にアウトだろw」などといった驚きの声が上がった。
リトルリーグのワールドシリーズと平行して開催される「リトルリーグ・クラシック」の舞台は、リトルリーグ発祥の地とされる「聖地」ことペンシルベニア州のウィリアムズポート市。同地区にあるヒストリック・ボウマン・フィールドは、主にマイナーの試合で使用されるキャパシティ2500人前後の小さな球場だ。
全米で生放送された同ゲームでは試合前から選手と子供たちの交流などさまざまな催しが行われ、両チームの選手がリトルリーグ仕様デザインのユニフォームを着用するなど雰囲気満点。シーズンMVPの最有力候補と目される大谷はアメリカの野球少年にとっても憧れの的のようで、試合前にはサイン攻めにあったほか、打席に立つと多くの子供たちがスマートフォンを掲げてその姿を撮影した。
貴重な客席の多くをリトルリーグの選手である少年少女たちが占めたこともあり、球場の外には大谷をはじめとしたメジャーリーガーたちをひと目見ようと地元ファンが殺到。通常のメジャーのスタジアムとは異なり外野スタンドがないため、小高い丘の上や、車の上に陣取って観戦するファンの姿が中継映像で紹介された。
思い思いに工夫を凝らして試合を楽しむ人々の様子に、ABEMAで実況を担当した節丸裕一アナは「球場の外からあんな風に試合が見れるんですね。おおらかな感じがしていいですよね」と感心。中には、高所作業車まで投入してクレーン部分に即席の椅子を作り、悠々と球場内を望む親子ファンの姿も。このシュールな光景には、視聴者からも「なんちゅう席」「すげえなw」「高所作業車w」「どこから持ってきたんそれw」「気合が違う」「道交法的にアウトだろw」といった驚きの声が続出していた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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