「暑い中、お疲れさん」大谷翔平、汗びっしょりにマドン監督も労い ファン「これは賢明」「ゆっくり休んで」
【映像】ABEMAでみる

【米大リーグ】オリオールズ10-6エンゼルス(8月25日・日本時間26日 ボルティモア/オリオール・パーク)

【動画】汗びっしょりの大谷翔平

 エンゼルスの大谷翔平投手が、敵地で行われたオリオールズ戦に「1番・投手」で先発出場。19連敗中だった相手に5回84球を投げて被安打5、4失点と勝ち投手の権利を持って降板するも、リリーフが逆転され自己最多の9勝目はお預けとなった。ナイターながら気温約30度という暑さの中で開催された同ゲーム。なんとか5回を投げ抜いて汗びっしょりの大谷に、ベンチでマドン監督が労いの声をかけるシーンもあった。

 このところ投手として抜群の安定感を示し、8月の月間MVP候補にも挙げられる大谷。この日は深刻な“投壊”により19連敗中のオリオールズが相手ということもあり、試合前にはファンの間にも楽観的な雰囲気が漂っていた。しかし大谷は1番・ムリンスの先頭打者ホームランで出鼻をくじかれると、4番・サンタンダーにも一発を浴びて初回に2失点。6対2と勝ち越した直後の4回には5番のスチュワートに追撃の2ランを打たれ、メジャーでの自己ワーストとなる3被本塁打で4失点と予想外に苦しいピッチングとなった。

 ナイターでも気温30度前後という高温多湿なボルティモアの気候も影響したのか、マウンド上でたびたび帽子を脱いで汗を拭った大谷。それでも勝負どころの5回には上位打線から連続三振を奪うなど、しっかりと試合を作って勝ち投手の権利を手にすると、6回に打者として4打席目を終えたところでお役御免となった。

 84球と球数的にはやや余裕があった大谷だが、暑さによる疲労や翌日以降の打者起用も考慮したのか、マドン監督は早めの継投策を決断。6回のオリオールズの攻撃前には、通訳の水原一平氏を交えて監督自ら大谷とコミュニケーションをとり、降板の理由を説明する姿を中継のカメラが捉えた。

 したたる汗で髪を濡らしながら悔しげな表情を浮かべる大谷の肩をポンと叩き、「お疲れさん」といったジェスチャーを見せたマドン監督。この判断にはファンからも「これは賢明」「休むのも仕事」「まあ交代は妥当」「こんな時もある」と多くのファンが納得し、「悪いなりによく頑張った」「暑かったんだろうな」「汗の量がやばい」「お疲れ谷」「疲れ尋常じゃないやろな」「ゆっくり休んでほしい」といった労いのコメントも寄せられた。

 リリーフ陣に試合を託したエンゼルスだったが、なんとか連敗をストップしようというオリオールズ打線の必死の粘りに耐えきれず、8回に2つの押し出しを含む5失点とついに決壊。大谷は自己最多の9勝目を逃し、またバッティングでも3つの三振を含む4打数無安打と、やや不完全燃焼の1日となった。

ABEMA『SPORTSチャンネル』)

大谷翔平 5回投げきり汗だくでマドン監督と会話
大谷翔平 5回投げきり汗だくでマドン監督と会話
エンゼルス vs オリオールズ 2021.8.26
エンゼルス vs オリオールズ 2021.8.26
SPOZONE
SPOZONE
SPOZONE