将棋の王座戦五番勝負の第1局が9月1日に行われ、永瀬拓矢王座(28)と木村一基九段(48)が午前9時から対局を開始した。永瀬王座は3期連続、木村九段は初の王座獲得を目指す。両者の対戦はこれまで6回あり、3勝3敗の五分。粘り強さに定評がある2人だけに、熱戦続きのシリーズとなりそうだ。
【中継】王座戦 五番勝負 第一局 永瀬拓矢王座 対 木村一基九段
永瀬王座は、2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:4期)、順位戦A級(A級:1期)。タイトルは叡王1期、王座2期の計3期。棋戦優勝は若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦で、それぞれ1回の計2回ある。将棋に対してのストイックな姿勢は業界内でも有名で、また「負けない将棋」を徹底することで持将棋、千日手が多いのも特徴の一つだ。
木村九段は、1997年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:12期)、順位戦B級1組(A級:5期)。タイトルは王位で1期、棋戦優勝は新人王戦、朝日杯将棋オープン戦で1回ずつ、計2回ある。粘り強く、かつ相手の攻め駒を逆に攻めるような受けに定評があり「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持っている。
持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は永瀬王座。第2局以降は先後が交互に入れ替わり、最終第5局までもつれ込んだ場合は再度振り駒となる。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)