【米大リーグ】エンゼルス－ヤンキース（8月31日・日本時間9月1日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルスの大谷翔平投手が、ヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。4回にダブルスチールで今季21個目の盗塁を決めると、申告敬遠で出塁した5回には22盗塁目となるホームスチールにも成功した。積極的な采配がズバリと的中したマドン監督は、ベンチで満足げな“ドヤ顔”を披露。ファンからも「何このマドン劇場！」「これは名将」と驚き交じりの称賛コメントが続出した。
4回、エンゼルスは無死一・二塁の場面で3番・ゴスリンが送りバントを失敗。この采配は裏目だったマドン監督だが、めげることなく1死一・二塁から大谷とフレッチャーにダブルスチールを敢行させる。チーム随一の俊足を誇る両選手は見事にダブルスチールを決め、1死二・三塁とチャンスメイク。足を活かして相手バッテリーのリズムを乱し、直後に飛び出した4番・ウォルシュの25号3ランでエンゼルスは逆転に成功した。
さらに3対2と1点差に迫られた直後の5回、2死二・三塁から大谷が申告敬遠で歩かされるも、バントを失敗したゴスリンが意地のタイムリーで2点を追加。2死一・三塁となった場面で、ふたたびマドン監督の大胆な采配が的中する。一塁走者のゴスリンがディレイドスチール気味にスタートを切ると、ヤンキースのキャッチャー・サンチェスの二塁への送球を見届けて三塁走者の大谷もスタート。ホームはクロスプレーになるも、サンチェスのタッチをすり抜けるように大谷の左手が一瞬早くベースに触れた。
この日2度目のダブルスチール成功、それも大谷による鮮やかなホームスチールということもあって、エンゼル・スタジアムの盛り上がりは最高潮に。ABEMAの中継で実況を務めた上野智広アナは「今日はマドン采配が面白いように当たります！」と同監督の手腕を称えた。
大谷のホームスチールが決まった直後、冷静ながらもどこか満足げなマドン監督の“ドヤ顔”がカメラに捉えられると、ファンからも「何このマドン劇場！」「これは名将」「メジャーでホームスチール珍しい」「マドンマジック」と称賛の声が続出。日本語で「大胆不敵」と書かれたTシャツ姿が話題を集めた同監督らしい、自チームの選手の特徴を最大限に活かして相手の意表を突く名采配となった。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
