将棋の早指し棋戦・将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦第1局が9月4日に行われ、豊島将之JT杯覇者(竜王、叡王、31)が広瀬章人八段(34)に108手で勝利した。
【動画】「将棋日本シリーズ」二回戦第一局 豊島将之JT杯覇者 対 広瀬章人八段
昨期は初戦から藤井聡太王位・棋聖(19)、渡辺明名人(棋王、王将、37)、永瀬拓矢王座(28)とタイトルホルダー3人全員に勝利して、自身2度目の優勝を果たしていた豊島竜王は、タイトル経験もあるA級棋士・広瀬八段と後手番から角換わりの一局に。中盤から終盤に向けて大駒の働きがよく、広瀬陣に強烈なプレッシャーをかけ続けると、最終盤も2枚の飛車で気持ちのいい寄せ。快勝で連覇にむけて好スタートを切った。
対局後には「仕掛けのあたりで失敗してしまって、勝ちづらい展開になってしまったかと思いました」と反省も口にしたが、タイトル戦に出場が続くトップ棋士の力を出す一局となった。
JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






