【米大リーグ】パドレス－エンゼルス（9月8日・日本時間9日 サンディエゴ／ペトコ・パーク）
パドレスのダルビッシュ有投手が、本拠地でのエンゼルス戦に先発登板。自己ワーストの7連敗と不調に苦しむ中、日本ハムの後輩にあたる大谷翔平投手の目の前で、初回を三者連続見逃し三振という最高の立ち上がりを見せた。2番・マーシュを仕留めた膝下をえぐるツーシームは96マイル（約154.5キロ）を記録。その球速と鋭い変化に、ファンから「すごい軌道」「曲がりすぎ笑」と驚きの声が上がった。
6月21日（同22日）に7勝目を挙げて以降、10試合連続で勝ち星がなく、自己ワーストを更新する7連敗中のダルビッシュ。DH制のないインターリーグのため大谷が代打として相手ベンチに待機する中、可能なかぎり長いイニングを投げて直接対決を実現するべく、初回から気迫満点のピッチングを披露した。
先頭のフレッチャーから見逃し三振を奪い、2番はエンゼルスが誇る若手有望株のマーシュ。フルカウントからの7球目、シュート回転しながらインローぎりぎりに食い込む96マイルの速球に、マーシュは腰が引けて手が出ず。ゾーンをわずかに外れていたようにも見えるボールだったものの、球のキレの良さに加えて、キャッチャーのカラティニの巧みなフレーミングもあって球審はストライクをコールした。
スピードと変化量を兼ね備えた完全復活を予感させる一球に、日本のファンからも「すごい軌道」「曲がりすぎ笑」「あれは絶対打てないわ」「なんだその球ｗ」「黒田みたい」「魔球だろ今のｗ」「ダル半端ないって」といったコメントが殺到。ダルビッシュは続くゴスリンも見逃し三振に仕留め、初回を三者三振という完璧な立ち上がりを見せた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
