マグロの中でも最も大きく、「マグロの王様」と呼ばれる太平洋クロマグロが、絶滅危惧種になっているほど数が減っている。
おととし国際会議が開かれ、去年から30キロ未満の未成魚、卵が産めないマグロの漁獲量を半減させる国際的な取り組みが始まっている。日本では、水産庁が全国を6つの海域に分けて地域別の幼魚漁獲の上限を示し、上限まで近づいた場合には、都道府県を通じて操業の自粛を要請することにしている。規制を見据えて養殖業者は、養殖マグロをより大きく育てるなどの対策を進めているところだ。