元日本代表MFの松井大輔が、自身のYouTubeチャンネルで「ワールドカップを経て、変貌した選手」について言及した。

 5月2日に公開した最新コンテンツでは、「カタールW杯で活躍を期待する日本代表の選手3人」を紹介。その中で、松井は「ワールドカップで出て、点を取って変わった選手を3人ぐらい見ている」と話し、名前を挙げた。

 最初に紹介したのが、京都時代のチームメイトである元韓国代表MFパク・チソンだ。2002年の日韓W杯でポルトガルからゴールを奪うなど、韓国のベスト4進出に貢献。「ワールドカップに出て、点を取って帰ってきたら、別人になっていた」という。

 その後に、PSVを経てマンチェスター・ユナイテッドで活躍したのは周知の通り。このW杯での得点が、世界に羽ばたくきっかけとなったのかもしれない。

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 次に挙げたのが、元フランス代表FWフランク・リべリ(現サレルニターナ)だ。後にバイエルンでレジェンドとなるウイングは、2006年のドイツW杯でブレイクした。

 当時、フランスのル・マンでプレーしていた松井は、「(リべリは)マルセイユにいたんですけど、別人になって帰ってきた」と回想している。

 3人目は、2010年の南アフリカW杯で岡田ジャパンの一員として共闘した本田圭佑だ。カメルーンとの初戦で松井のクロスから決勝点を挙げると、グループステージ突破を懸けたデンマーク戦では圧巻のFKを叩き込んだ。この大会を通して、本田は日本のエースへと成長したのだ。

 松井は、この3人のようにW杯で“変貌”した選手について、こう語っている。

「ワールドカップの大舞台。みんなが出たい大会で得点を取る。世界最高峰の選手たちと肩を並べて、国と国との戦いの中で得点する。その自信ですよね。チームに帰って来た時に無双するというのは、当たり前かもしれない」

 果たして、11月に開幕するカタールW杯では、誰が一皮剥けるのだろうか……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部