ワールドカップに向けたテストゲームとなる
日本代表は6月2日にパラグアイ代表との親善試合を行うことになっている。ワールドカップ・カタール大会に向けたテストゲームであり、本番さながらの緊張感で試合が行われることになる。
パラグアイ代表は南米予選で8位と本戦への出場を逃してしまったが、実力者は多い。ニューカッスルのミゲル・アルミロンがその筆頭だ。推進力のあるドリブルを得意としており、突破からシュートやラストパスでチャンスを作ってくる。オフザボールの動き出しも絶品で、要注意人物だ。パラグアイ代表では左サイドで先発することが多く、右サイドバックの選手が対応することになる。
森保ジャパンの右サイドバックといえば山根視来と菅原由勢、冨安健洋の名前が挙がる。山根はより攻撃的な選手であるが、ここは菅原の起用に期待したい。冨安はアーセナルで負傷しており、日本代表には合流しているが、別メニューでトレーニングしているという。
菅原が起用されれば大抜擢になる。酒井宏樹が負傷したことで呼ばれた21歳の若手だが、オランダではすでに3シーズンプレイしており、今季はリーグ戦33試合に出場して1ゴール3アシストを記録している。
攻撃面でも輝ける菅原だが、彼の真骨頂は守備での粘り強さだ。AZでは今季79回タックルを成功させており、これはチームトップの数字だった。地上戦でのデュエル勝利数103回は上から3番目とこちらも優秀であり、球際の強さを見せている。ワールドカップ本戦ではスペイン代表やドイツ代表と戦うことになるため、より守備重視な菅原や、今回は離脱しているが復帰となれば酒井が重宝されると予想できる。
計4試合が予定されている6月でのテストゲーム。初戦がパラグアイ戦であり、まずは勝って今後に弾みをつけたい(データは『SofaScore』より)。