元日本代表MFの松井大輔が6月2日、自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを公開。日本代表対パラグアイ代表を振り返った。
松井は、パラグアイ代表について「練習試合というか旅行に来た感じ」「南米特有の汚さ、ずるがしこさ。絶対に負けてはならないという気持ちは見られなかった」と分析。それでも、日本代表にとっては「すごく良かった」と振り返った。
その理由として、攻撃のバリエーションを試せたこと、代表初招集や復帰した選手を試せてオプションが増えたことを挙げた。「前半は完璧な試合運びだった。ボールへのプレッシャーやトランジションは、森保(一)監督の指示が徹底していて、選手もわかっていた」と称えている。
個人について、最初に取り上げたのが左SBでA代表デビューを飾った23歳の伊藤洋輝だ。「パスミスはあったけど、初招集・初先発で堂々としたプレーができていた」とコメント。自身の初招集時について「何もできなかった」と振り返り、比較して「すごく落ち着いている」と評価した。
今後について「サイドバック、センターバックで、どんどんスタメンに切り込んでいってほしい。背が高いし、コーナーキックでゴールを狙えるのは、良い人材」と期待した。
次に言及したのは、鎌田大地。相手との間合いの良さや空間察知能力を称えた。複数ポジションをこなせる点や、守備面も高評価。「調子を維持できれば、ポジション争いでチャンスがある」とした。さらに、三笘薫と浅野拓磨について、「2人ともループシュートがあった。楽しませてくれる部分はすごく好き」と称えた。
一方、チームへの課題も提示した。「2-0になった時に間延びした。プレーが軽く、緩くなった。そこだけが気になった」とし、「ワールドカップの決勝トーナメントやグループリーグの突破が懸かった試合の1点差。1点取られたら決勝トーナメントに進めないという場面もある」と指摘している。
ワールドカップやオリンピックなど世界の大舞台を経験した者らしく、引き締める意識も強調した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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