今季はリーグ戦で11ゴール
6日に対戦する日本代表に先駆け、韓国代表が2日にブラジル代表と対戦。1-5と大敗を喫するものの、一時は同点に追いつくなど意地を見せた。ブラジルへ一発を決めた男が、Jリーグやリーグ・アンでも活躍したファン・ウィジョだ。
1点をリードされた韓国は31分、ボックス内でパスを受けたファン・ウィジョがチアゴ・シウバを背負いながら豪快なシュートを突き刺して同点に追いつく。今季フランスで躍動した韓国人ストライカーは、ブラジル相手にも結果を残し、自身の能力を存分に発揮する。
2017年から3年間ガンバ大阪でプレイしたウィジョ。18年にはJ1で16ゴールを挙げるなどエースとして成長すると、2019-20シーズンにはボルドーへと移籍を果たし、2年目にはリーグ・アンで12得点を挙げ、今季も11得点と2年連続で二桁得点を記録。しかしチームはリーグ・ドゥへ降格となったため、他クラブへの移籍も噂されている。
そんな中でシーズン終了後も好調をキープ。チアゴ・シウバを背負いながらも、ゴールへと突き進み結果へとつなげていくストライカーは、韓国代表FWでも随一だ。チームには今季プレミアリーグで得点王になったソン・フンミンがいるが、彼だけでなくファン・ウィジョも、今季アジア人としてリーグ・アンでの歴代最多得点を記録。彼らがパフォーマンスを維持できれば韓国代表は最高の状態でワールドカップへと進んでいけるだろう。