80分に4点目を決めたコウチーニョ

ブラジル代表は2日、韓国代表と対戦。先制して一度は同点に追いつかれる展開も、その後は4ゴールを決めて5-1と大勝した。この試合で途中出場し、1得点を奪ったフィリペ・コウチーニョは、自らの好調さを見せつける一発を決めてみせた。

3-1と2点をリードしながらも、さらに攻撃の勢いを止めないブラジルは78分、ネイマールに代わってコウチーニョを投入。すると出場から2分後、ブラジルが高い位置でプレッシングを仕掛け、相手のクリアボールのこぼれ球を拾ったコウチーニョがアウトサイドでゴールネットを揺らし追加点を決める。余裕すら感じさせる一発を沈めたコウチーニョがコンディションの良さを十分に発揮した。

今季はバルセロナでシーズンを開幕するものの、昨季からのケガが響き調子を戻すことができず。例年のように苦しい1年を予想されたが、1月の移籍市場で元同僚であるスティーブン・ジェラードが監督を務めるアストン・ヴィラへと移籍。2018年以来となるプレミアのピッチで左サイドハーフで躍動し、自らの高いパフォーマンスを取り戻していく。

プレミア復帰後最初のシーズンは19試合5得点3アシストを決め、コウチーニョはチームの主力となっている。すでにヴィラへの完全移籍を決めており、来季もプレミアで活躍する彼の姿が見れるはず。そして11月に開幕するFIFAワールドカップへのモチベーションも高いだろう。復活したコウチーニョがブラジルの攻撃陣をけん引していく存在となる。リヴァプール時代にはハイレベルなプレイを多く見せてきたコウチーニョが、ヴィラでの好調ぶりをW杯へとつなげていく。