サッカー日本代表は10日、キリンカップサッカー2022でガーナと対戦。ガーナ代表がベストメンバーではなかったこともあり4-1で勝利しているが、ミスからの失点に韓国メディアから指摘を受けている。

 日本代表は6日のブラジル戦から先発メンバーを大幅に入れ替えてガーナ戦に臨むと、29分に右サイドにおけるワンタッチパスの崩しからDF山根視来が先制ゴールをマーク。前半終了間際に同点に追いつかれたものの、2分後にMF三笘薫のクロスがそのままゴールマウスに吸い込まれ、勝ち越しに成功する。

 後半に入るとガーナ代表が攻勢を強めるが、73分に三笘薫からパスを受けたMF久保建英が左足のダイレクトボレーで合わせ、ゴールネットを揺らす。さらに82分にはFW伊東純也の突破を起点にFW前田大然にA代表初ゴールが生まれた。

 試合後、山根視来のパスミスがFWジョルダン・アイェウにわたり、そのままペナルティエリア手前からシュートを放たれて失点したシーンに対して、一部ファンからはW杯本大会を見据えた上での厳しい声が上がっている。

 その中、韓国メディア『OSEN』は「ガーナ代表は二軍でもミスを逃さなかった」と見出しをうち、日本代表の失点シーンに注目。「試合運びで日本代表に余裕があるように見えた。ただ、ガーナ代表は相手がミスを犯した時には脅威だった」と綴られているほか、ガーナ代表が負傷離脱等によりわずか18名で日本戦に臨んだことにふれている。

 また、韓国代表はFIFAワールドカップ・カタール大会グループリーグでガーナ代表と対戦する。それだけに韓国国内では、日本代表対ガーナ代表の試合内容に関心が高まっていた。

 ただ『OSEN』は「韓国代表にとって参考になるかといえば、疑問符がつく。ただ守備陣でミスをしてはいけないということは理解できた」と主張。韓国代表にとってのヒントが少ないと見解を示している。

 なお、韓国代表は今月2日のブラジル戦で1-5と惨敗。6日のチリ戦は2-0で勝利したものの、10日のパラグアイ戦では2-2の引き分けに終わっている。