日本代表DF板倉滉(25)の獲得レースをボルシアMGがリードしているようだ。

今季、マンチェスター・シティからのローンプレーヤーとしてシャルケで過ごした板倉。2.ブンデスリーガからの出直しを強いられたチームのなかで、センターバックやボランチで公式戦32試合に先発と主力の座を射止めると、1年でのブンデスリーガ返り咲きに貢献した。

だが、シャルケは先月末、財政的な問題で買取オプションの行使を断念する旨を発表。それからというもの、新たなプレー先としてヨーロッパリーグ王者のフランクフルトやスコットランド覇者のセルティック、フルアムとボーンマスのプレミアリーグ勢などが噂されている。

この6月の日本代表活動も14日に終わり、ここから去就を巡る動きの活発化が見込まれるなか、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今季のブンデスリーガで10位フィニッシュのボルシアMGが現在、他クラブを抑えて争奪戦のトップを走っているという。

また、4日にダニエル・ファルケ監督の就任を発表したチームはこの代表ウィーク中も全4試合に出場するなど、株を上げる板倉に対して魅力的なオファーを出す用意があるとのことで、獲得に向けて話し合うべく、シティにアプローチする見込みともいわれる。

今夏、シャルケ残留が叶わず、ひとまず保有元のシティに戻ることになる板倉。移籍成立にはシャルケが支払いを断念した600万ユーロ(約8億4000万円)が目安となってきそうだが、果たして。