日本代表を率いる森保一監督が、14日に行われたキリンチャレンジカップ2022のチュニジア戦を振り返った。

 大量4得点を奪い勝利した10日のガーナ戦からスタメンを8人入れ替えて試合に臨んだ日本代表。前半からボールを握りチャンスを作り出すも決定力を欠き、得点を奪うことができない。すると53分に一瞬の隙をつかれてチュニジアにPKを与えてしまい先制を許す。その後76分にはディフェンスラインのミスから、90+3分にはカウンターからチュニジアに追加点を許し、日本代表は0-3で敗れた。

 試合後、森保監督は「ホームで戦うという中で、勝ってサポーターの皆さんに喜んでいただくということができなくて残念だと思っています」と悔しさを滲ませつつ、「結果は残念だが色々な選手、システムで戦うという難しい環境の中で選手に責任はないと思いますし、しっかりトライしてくれたと思います。今日の反省を踏まえて、さらに成長できるような環境を作っていければと思います」と選手を擁護した。

 FIFAランク1位のブラジル代表をはじめ、実力国との4連戦を終えた日本代表。森保監督は今回の4連戦について、「ワールドカップにつながる、そして選手個々やチームが色々なバリエーションを持って戦えるようになる、チーム力のアップにつながったと思います」とコメント。選手に向けては「このままトライを続けてほしいということ、今日の敗戦を踏まえて、悔しさをバネに次の成長につなげていこうということを伝えたいと思います」と語った。