香港戦含め3試合を戦うことになる

19日の香港戦からスタートする日本代表のE-1選手権。海外組を除いた国内組でサムライブルーが形成されており、新鮮な顔ぶれで代表戦が行われる。可能性としてはわずかだが、ここからワールドカップ・カタール大会のメンバーにステップアップすることも考えられ、選手たちのモチベーションは高いだろう。

注目は最多7人が招集された横浜F・マリノス勢だ。短いトレーニング期間で試合に臨む必要があり、森保一監督は彼らをベースに先発を決めると予想できる。

F・マリノスでも重宝されている水沼宏太と宮市亮の活躍に期待したい。水沼は右サイド、宮市は左サイドで起用されており、日本代表でもこの両翼を採用しても面白いだろう。

彼らの強みは高精度のフィニッシュやラストパスを出せる点だ。リーグ戦では5ゴール6アシスト、宮市は3ゴール3アシストと数字を残しており、貴重な得点源としてチームをけん引している。とくに水沼のクロスは精度が高く、ビッグチャンスクリエイト5回、キーパス27本、クロス成功数21回とF・マリノスでは攻撃的な3つのスタッツで水沼がトップとなっている。

短い時間で数字を残すことができるため先発でもジョーカーとしても輝ける点も彼らの魅力である。カスタマイズ性能が高く、相馬勇紀や岩崎悠人らと組み合わせることができることも森保監督が高く評価している理由だと予想できる。また攻撃だけでなく守備面でも献身性を見せることも可能だ。

現状Jリーグでは最も破壊力のあるF・マリノスの両翼。得点力の高い選手たちであり、森保監督は彼らをどう起用するのだろうか(データは『SofaScore』より)。