久保建英

 レアル・ソシエダは18日、レアル・マドリードからの加入が近づく日本代表MF久保建英が、移籍に向け現地入りする様子を公式Twitterなどで伝えた。

 ここ数日の間で久保のレアル・ソシエダ加入が迫っていると報じられてきたなか、同クラブは18日、公式SNSアカウントで本拠地サン・セバスティアン入りする久保の様子を投稿。「タケがドノスティア(サン・セバスティアンのバスク語の呼び名)にやってきた!」というキャプションの最初の投稿に続き、日本語で「ようこそ」「どれほどこの日が待ち遠しかったか!」と、これから正式契約を結ぶとみられる久保を歓迎するツイートを連投している。

 また、久保がサン・セバスティアンの空港に降り立つシーンやチームの滞在しているとみられるホテルに到着するシーンを密着した動画も公開。ホテルでは、セルタから今夏新たに加入した同じ左利きアタッカーのスペイン代表MFブライス・メンデスに出迎えられ、ハグや言葉を交わす様子も見られた。

 移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者によると、レアル・ソシエダは久保の保有権50パーセントを取得するために、移籍金650万ユーロ(約9億円)をレアル・マドリードに支払う模様。また、同選手とレアル・ソシエダは2027年6月30日までの5年契約を結ぶと見られており、19日にもメディカルチェックが行われた後、サインをしてから正式発表が行われると考えられている。
 
 現在21歳の久保は2019年7月にFC東京からレアル・マドリードへ加入。トップチームでの公式戦出場はなく、2019-20シーズンはマジョルカ、20-21シーズン前半はビジャレアル、同後半はヘタフェ、21-22シーズンは再びマジョルカに期限付き移籍した。昨季はラ・リーガで27試合に出場し、1ゴール1アシストを記録した。