日本代表のMF藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)が20日、メディア対応を行い、19日の香港戦を振り返った。
EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会・第1節が19日に行われ、日本代表と香港代表が対戦。試合は2分の相馬勇紀のゴールを皮切りに、代表デビュー戦となった町野修斗や西村拓真にゴールが生まれ、日本が大量6得点を奪い圧勝した。
この試合、中盤の一角としてスタメンに抜擢され、A代表デビューを飾った藤田。フル出場を果たし、攻守において落ち着いたプレーを披露した。試合については、「90分間を通して自分の中では納得のいくプレーができなくて、結果は6-0でしたけど、個人的にもっとやらないといけないことがたくさんあるなと感じることができた試合でした」とコメント。自身が感じた課題点については次のように分析している。
「球際のところやセカンドボールを拾った後、ボールを奪ったあとのパス、ファーストプレーのところで相手に奪われたり、ラインを割ってしまうことがあったと思います。そういうところを修正していかないと自分たちの攻撃の時間を失ってしまうと感じました。攻撃のところでは、もっと簡単に前に付けられるシーンだったり、もっと自分のところでテンポを出して正確なパスで相手を困らせるシーンを出せたかなと思います」
「全員が揃ったのが一昨日の前日練習が初めてだったので、サッカー観や距離感が合わないところもあったと思います。でも、球際のところやセカンドボールを拾ったあとのパスなどは自分の意識ひとつで変えられるところではあるので、そういったところは個人の課題なのかなと思っています」
A代表デビュー戦で感じた手応えについては、「年齢が上の人にも気負うことなくやれるのは自分のいいところでもありますし、マリノスでプレーするときと緊張感もそんなに変わらなかったです。今までやってきたことを今まで通りやれればいいかなと思って試合に入っていたので、そういう部分では落ち着いて入れたのかなと思います」とコメント。次節以降の意気込みについては次のように語った。
「目の前の試合ひとつひとつにおいて、自分の持ち味、攻撃ならテンポを出すプレーであったり、守備のところなら一対一の強さやセカンドボールを拾うところをもっと全面的に出していけたらいいかなと思います」
次戦は24日に行われ、日本は中国代表と対戦する。