日本代表DF中谷進之介(名古屋グランパス)は22日、メディア対応を行なった。
FIFAワールドカップカタール2022まで4カ月を切った中で、EAFF E-1 サッカー選手権2022に挑んでいる日本代表。今大会は国内組のみの招集となっており、当落線上の選手にとっては絶好のアピールの場となることについて、中谷は「センターバックの状況を含め、どのようなことが起こるかわからないので、常に結果を残し続けることが大事だと思っています。今大会に関しては、結果を残すことが全てという覚悟。もちろん、僕はディフェンダーなので、ゴールで結果を残すとかではなく、チームとして優勝することが評価につながると思います。本当に勝つことだけという感じです」と“結果を残す”という覚悟を示した。
2013年に行われたE-1選手権で大会得点王となる3ゴールを決め、翌年のW杯ブラジル大会に臨む日本代表メンバーに選出されたFW柿谷曜一朗。名古屋グランパスでのチームメイトも“結果を残す”ことの意味を強調していた、と口にする中谷は「1カ月前くらいに話したときに、2014年のW杯の前は、ザッケローニ監督が“このメンバーで結果を残した選手をW杯に連れて行く”と話をしていたみたいです。チームとして優勝を狙っていた中で、自分が点を取ったことで最終的に入れた、と曜一朗くんが言っていました」と告白。続けて「反町さん(技術委員長)がE-1では、日本は1回しか優勝していないと言っていましたし、優勝した大会のメンバーに曜一朗くんがいて、そのままブラジルW杯に行っているので、まさに勝つことが全てだとわかるケースです。それを今大会でも生かしていきたいと思います」と2度目の同大会優勝に向けて意気込みを語った。
また中谷は、初招集となった選手や初めてともにプレーする選手が多いことについて「合流してから時間もありましたし、コミュニケーションの部分は問題ない。意思疎通もできていると思います。プレー面は日々の積み重ねなので、今日の練習でも合わせていきたいです」とコメント。19日に行われた香港代表戦では、試合途中から腕章を巻いた中谷。チームにおける自身の役割について「リーダーシップだったり、当たり前のことですが守備で目の前の相手に負けないなど、本当に基本的なところを忠実にやり続けたいと思います」と胸中を明かした。
最後に中谷は「コンディション面に関しては川崎戦が延期になったこともあり、香港戦で45分間プレー出来たことはコンディションを維持する上で良かったです」と言及。さらに「豊田スタジアムでプレーできることはグランパスの選手にとってはアドバンテージ。暑いですが、いいスタジアムなので、すごく楽しみです。目の前の中国戦はもちろん、韓国戦は優勝を争う試合になると思うので、そこに出場してやるという強い気持ちを持って、練習に取り組んでいます」と馴れ親しんだ豊田スタジアムでのプレーを心待ちにしていると口にしている。