アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(25)は、ウェストハム・ユナイテッドへの移籍が噂されている。その中、イギリス人ジャーナリストがウェストハムに対して同選手の獲得を推奨した。30日、英メディア『フットボール・ファンキャスト』が伝えている。

 鎌田大地の去就についてはイギリスメディア『HITC』が先月、トッテナム・ホットスパーやリーズ・ユナイテッドが関心を寄せていると報道。フランクフルトが1000万ユーロ(約14億円)程度と同選手の市場価値(2200万ユーロ:約31億円)よりも低い移籍金額で売却すると予想していた。

 しかしフランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)は今月上旬にドイツメディアのインタビューに応じると、契約延長にむけて選手サイドと連絡をとっていることを明言。来年6月に契約満了を迎える中、一転して鎌田大地が残留に向かっていることを明かしていた。

 ただ『フットボール・ファンキャスト』は今月24日、ウェストハム・ユナイテッドが鎌田大地に関心を寄せていると報道。元クラブ関係者の話として「我々はフランクフルトの他の選手にも興味を持っている。日本人のカマダに興味があるだろう」

 「日本人ということで金銭面でのインセンティブがある。カマダを獲得すれば、アジアでたくさんグッズが売ることが可能だ。だから、彼に対する興味はあると思う」と伝えていた。

 その中、ピート・オルーク氏は『フットボール・ファンキャスト』のインタビューで「鎌田大地は賢く、創造性豊かな選手だ。昨シーズンのウェストハムの中盤に欠けていたものを兼ね備えている。もし彼を獲得できるのならば、間違いなくウェストハムの中盤にちょっとしたプラスアルファをもたらすだろう」とコメント。ウェストハムの新戦力候補に挙がっている同選手を絶賛している。

 また『フットボール・ファンキャスト』は、マンチェスター・ユナイテッドを退団したイングランド代表MFジェシー・リンガード(29)が、ウェストハムの獲得候補の本命だったと紹介。そのリンガードがノッティンガム・フォレスト移籍に近づいていることをうけて、鎌田大地にターゲットを切り替えたと主張している。

 なお鎌田大地は今月はじめにフランクフルトのプレシーズントレーニングに合流。今月9日の練習試合・LASKリンツ戦で好パフォーマンスを発揮するなど、調子の良さをアピールしている。

 またフランクフルトに元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(30)が加入したこともあり、直近の練習試合ではトップ下ではなく中盤センターの一角でプレーしている。