【プレミアリーグ】チェルシー2-2トッテナム(8月14日・日本時間15日/スタンフォード・ブリッジ)

 日本時間8月14日に行われたプレミアリーグ第2節、チェルシーvsトッテナムは、ロンドンを本拠地に持つ両者のダービーマッチらしい大激闘となった。そのなかでもチェルシーの守護神が見せたセービングは、ファンに「神」と崇められるほど圧巻だった。

【映像】セネガル代表GK・メンディが見せたパーフェクトストップ!
 

 セネガル代表GK・メンディのシュートストップがとにかくすごかった。1-0で迎えた21分、映像を見てもわかるように、トッテナムが紛れもない1対1を作り出したシーンだ。ABEMA解説・戸田和幸氏も思わず「オフサイドのようですね」と言い、コメント欄でも「オフサイドやろ!」、ド・フリーならぬ「ド・オフサイドやん!」と指摘するほど圧倒的に、22歳のアタッカー・セセニョンが縦パス1本でスペースへと抜け出していた。

 これで1-1の同点か──。そう思われた瞬間、メンディはセセニョンのシュートを完璧にシャットアウトしたのだ。ボックス左(GKから見ると右方向)からセセニョンが迫り来るなかで不用意に距離を詰めるのではなく、サイドステップで下がりながら距離を測り、シュートコースに対して体で“面”を作り、決められる可能性を最小限に狭めていたのだ。

 このプレーを、戸田氏も称賛。実況・倉敷保雄氏が「メンディいいGKですよね」と問いかけると、戸田氏は「的確にボール方向から距離を詰められますよね」と説明。セセニョンは左利きのプレーヤーであり、左方向から入ってくる相手がどの位置でフィニッシュに持ち込むかを予測して、無駄なく確実なタイミングで腕や足でシュートコースを消した。

 ABEMAのコメント欄も「よく準備したねナイスキー」「メンディ最高」「メンディええな」と賛辞を送り、「メンディ神」と崇めるファンもいるほどハイレベルなプレーだった。

 絶体絶命のピンチを救った守護神・メンディ。最終的に2-2の痛み分けとなった試合だが、メンディの活躍がなければ違う結果になっていたかもしれない。
(ABEMA/プレミアリーグ)